山や川、さらには道路上でいきなりクマに出会った場合、普通はパニックになりますよね?
私は以前ドライブをしていて、山道に車をとめ外に出て休憩していた時に、横の藪の奥でガサガサと何か黒っぽい大きな生き物が動いたことがあります。
おそらくクマだったのではないでしょうか?
その時は車だったので直ぐに車に乗って立ち去りましたが今思えば怖いです。
このように、山に行くといつどんな状況でクマに出会うかわかりません。
もし不幸にも突然クマに出会ってしまったら以下の方法を実行することをおすすめします。
冷静になる
クマに出会った時は、瞬時の冷静な判断が重要です。
恐怖でパニックになったり興奮せず、まずはできるだけ冷静になりましょう。
クマに気づかれないようにする
クマは自然の中で生活しているため、脅威と感じない限り、人と接触を避ける傾向があります。
そのため、クマに気づかれないように静かに行動しましょう。
クマが見えるけどまだ自分の近くにいない場合は、通り道を変更するか遠回りして回避しましょう。
クマに近づかない
クマに出会ったら、できるだけクマから距離を取りましょう。
クマは通常、人間を避けることが好ましいと考えています。
自分からクマに近づかないようにし、できるだけ遠くへ退いていきましょう。
クマに注意を向けさせない
クマは攻撃的になることもありますが、ほとんどの場合は人間との接触を避けようとします。
クマに注意を引かれないように、大きな声を出したり、走ったり、パニックになってバタバタしたりしないようにしましょう。
ゆっくりとした動きで、クマに自分が脅威ではないことを示しましょう。
クマに対して声をかける
もう一つの手段としてクマが近くにいる場合、静かに声をかけることでクマに存在を知らせることができます。
穏やかな声で「おーいクマ」と言ったり、手招きをしたりして、自分が人間であることを示します。
これにより、クマは人間の存在に気づき、うまくいけば避けていくでしょう。
クマが近づいてきてしまった場合
もしクマが近づいてきた場合は、自分の身を守るために以下の対処法を試してください。
- 騒ぎ立てずに落ち着きましょう。
- クマに背を向けて逃げださず、目を離さずにゆっくり後ずさりをする。クマは逃げるものを追いかける習性があるため、背中を向けて逃げることが逆効果になることがあります。
- クマが近づいてきた場合は、大きく手を広げて自分を大きく見せる。
- リュックや荷物をクマの近くに投げて、クマが荷物に気を取られている隙に、後ずさりしながら逃げる。
さいごに
今回は不運にも野生のクマに遭遇した場合を想定した対処法を挙げてみました。
できればクマの出そうな山や川には近づかない方がよいのですが、仕方ない場合もあります。
そうしたときに少しでもその場から離れることができるように、普段からシミュレーションしておくことも大事でしょう。クマよけスプレーや鈴、ラジオを携帯するのもよいでしょう。
最近はクマの出没を多く聞きますので不幸な事故が起きないことを祈ります。