ボイラー技士とは
ボイラー技士の資格って聞いたことはあるけど、どんな資格なんだろうと思いませんか?
うーん よくわからないな~
ボイラー技士免許というのは労働安全衛生法に基づく国家資格です。
このボイラー技士免許はビル・学校・病院・工場・温泉施設などボイラー設備のある場所で活躍できる免許で点検や安全のためボイラー設備を管理するために必要な技術者になるための免許です。
ボイラー技士免許の種類
特級ボイラー技士免許:全ての規模の取扱作業主任者になれる。
一級ボイラー技士免許:伝熱面積の合計が500㎡未満の取扱作業主任者になれる。
(貫流ボイラーのみを取り扱う場合において、その電熱面積が500㎡以上のときを含む)
二級ボイラー技士免許:伝熱面積の合計が25㎡未満の取扱作業主任者になれる。
取扱作業主任者になるには伝熱面積に応じた免許が必要ですが、なんと二級ボイラー技士免許があれば全てのボイラーを取り扱うことができます。
そして特級や一級は受験資格が必要ですが二級は誰でも受験することができます。
しかし二級学科試験合格後に免許申請するには実務経験等の証明書類が必要ですが、学科と実技の合計3日間の講習を受けて修了証を発行してもらうことにより免許申請が出来ます。
この講習は学科試験合格前でも合格後でもどちらで受講してもかまいません。
ということで、まずは二級ボイラー技士を目指しましょう。
なぜなら毎月各地域で試験が行われており、競争試験ではなく合格点に達すると誰でも合格できます。
また合格率が50%から60%と比較的高いですし、基本は過去問を繰り返しやることで合格点は取れる試験です。
しかし、まったく見たこともない問題も出題されているので過去問の丸暗記ではなく、問題と解答を理解しながら解き、わからない問題は教本を見ながら解きましょう。
最近ではボイラー技士免許の必要のない設備も普及してきていますので、ボイラー技士の免許は必要ないと言ってる人もいますが、官公庁の入札には配置技術者に関する事項という欄がありボイラー技士の有資格者数が求められます。
もしあなたが、ボイラー技士免許の必要ではないボイラー設備のある会社の社長だったらどうですか?
無資格者よりも安全のために知識と技術のある、二級ボイラー技士免許所持者を雇いたいと思いませんか?
ハローワーク等の求人を見るとまだまだ二級ボイラー技士の求人数は多いので、資格を持っていると自信になりますし万が一の保険にもなります。
免許の更新もないので一生涯有効です!
面倒な更新がないなんていいね!
二級ボイラー技士の試験科目と試験時間
試験科目は以下の4科目です
ボイラーの構造に関する知識
ボイラーの取扱いに関する知識
燃料及び燃焼に関する知識
関係法令
各10問で合計40問、試験時間は3時間です。
科目の免除という特権はありません。
合格するためには各科目の得点は40%以上で4科目合計60%以上の得点が必要です。
各科目40点以上で合計240点以上が必要ってことですね!
例えば1科目40点でも他の3科目で70点ずつ取れば合格ですね!
これは危険物乙4よりは合格しやすいですね!
危険物乙4は全科目60%以上の得点が必要なので・・・
ちなみに温水ボイラーは燃料に重油を使っている物が多いので危険物取扱者乙四類(通称おつよん)を所持していると尚良いでしょう。
もし無事合格し実務経験での申請か実技講習をうけて二級ボイラー技士の免許が発行されたら、一級の受験資格ができるので今度は一級ボイラー技士に挑戦してみましょう。
内容的には一級も二級もそんなに変わりませんので基本は一級の過去問を何度か繰り返すことにより合格点に達することが出来ますが。
鉄は熱いうちに打てのことわざのように、二級の知識があるうちに一級に合格しちゃいましょう。
しかし最近はまったく見たこともない問題も出題されているので、過去問の丸暗記ではなくこちらも問題と解答を理解しながら解き、解らない問題は教本を読んで理解しましょう。
ただし一級の学科試験に合格しても、免許を発行するには二級を取得してからの実務経験が必要ですので、学科の合格通知書を大事に保管しておいてください、これは期限がないので。
私も一級は学科の合格通知書止まりです(笑)
あせらず二級で実務経験を積んだら事業主に証明をもらい免許申請しましょう!
一級も二級も集中してやれば1ヶ月から2か月で合格できるでしょう。
要領の良い方は2週間位での合格も可能です。
ちなみに私は過去問の繰り返しだけをやりまして、二級は19日間で合格できました。
もちろんボイラーの経験は無いので頭に絵は浮かばず、意味の解らないまま問題を解き答えを見ての繰り返しでした。
一級は免許が届いてから受験まで時間があったので、2ヶ月位は勉強できましたが集中すれば1か月あれば大丈夫だと思います。
私はもしかしたら二級も一級もこれから使うことはないのかもしれませんが、取得に向けてがんばった努力は他にも生かせると思っていますので決して無駄にはなりません!
そうだよね!無駄にはならない
努力は裏切りませんので皆さんも是非資格取得に挑戦してみてください。
資格は自身の財産であり、万が一の保険になります!