体脂肪とは体に付いた脂肪のことですが、その脂肪の量を計測する方法は色々あります。
今回その体脂肪を計測する5つの方法を調べてみましたので、より正確に計測する方法を見つけていきましょう!
体脂肪計とは
体脂肪計とは、体内の脂肪の量を計測する器具のことです。
体脂肪率とは体重に占める体脂肪の重量を比率で表したもので、成人男性では25%、成人女性では30%を超えると体脂肪量が多いとされています。
以下は体脂肪を計測するための5つの方法です。
生体インピーダンス法
この生体インピーダンス法は一般家庭でも普及されている体脂肪計の方法です。
体内に微弱な電流を流し、電気を通しにくい脂肪の電気抵抗値(インピーダンス)から体脂肪を測定する方法です。
株式会社タニタが世界で初めて乗るだけで体脂肪を測定できる体脂肪計を開発したそうです。
この生体インピーダンス法は体内の水分量が変化することで体脂肪率も変わりやすいので測定前には体内の水分量が変わるような運動、飲食、入浴などは避けてなるべく同じ時間・同じ環境で測定することでより正確に計測することができるでしょう。
キャリパー法
キャリパーという特殊な専用の器具で皮下脂肪をつまみ、その厚みから体脂肪率を計算する方法です。
このキャリパー法は皮下脂肪厚測定器と言いますが、上腕の背中側の部分と肩甲骨の下側部分の2カ所を計測します。
この方法は自分一人では計測するのが難しいため誰かに手伝ってもらう必要があります。
計測の位置が変わると値にも影響がでるため、毎回同じ箇所を計測するように注意が必要です。
水中体重測定法
水中体重秤量法とも呼ばれています。
水中で体重を測定し、陸上での体重との差から身体密度を計算し体脂肪率を導きだす方法です。
こちらもプールなどの深い水槽のようなものが必要であり、水中で使うことができる体重計も必要となりますので、とても正確に計測できますが一般の方が簡単にできる方法ではありませんね!
二重エネルギーX線吸収法
2種類の異なる波長のX線を体にあてて、体における各組織の透過率の差から体脂肪率を測定する方法です。
名称を見た瞬間から無理っぽいとわかりますね・・・
ですが、とても正確な値が分かりそうですね。
どちらかというと体脂肪の研究等に利用されていそうですね!
同じ方法で骨密度を測定する画像検査方法があり、こちらは骨粗鬆症の診断に使用されていますね。
断面画像による方法
この断面画像による方法とは、CT・MRI・超音波を使用し、身体の断面画像を撮影して脂肪の厚さを計測する方法です。
CT・MRI・超音波などを使用するので医学的検査方法となります。
こちらの方法ですと目視で皮下脂肪の厚さは分かりますね!
どの部分にどのくらいの厚さの脂肪があるのか、気になる方は行っている医療機関で試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
生体インピーダンス法・・・(簡単)ふつうの体脂肪計。同じ時間、同じ状態で計測することが大事。
キャリパー法・・・(やや難しい)通販で買えるが誰かに手伝ってもらう必要がある。
水中体重測定法・・・(かなり難しい)そもそもどこで出来るのか?お金がかなり掛かりそう。
二重エネルギーX線吸収法(かなり難しい)専門の機関でなければ出来ないと思う。高そう。
断面画像による方法・・・(難しい)行っている医療機関があればお金は掛かるが出来るかも。
というわけで私見ですが以上の様にまとめてみました。
一般家庭に普及されている体脂肪計でも同じ時間、同じ体の状態、環境で計測することで正確性が増しますので簡単で良いと思います。
体脂肪には異所性脂肪、内臓脂肪、体脂肪などがあります。
体に悪影響を及ぼす異所性脂肪や内臓脂肪は普段の良質な食生活、適度な運動習慣、十分な睡眠を心掛けることで減らすことが出来ると思いますので、ご自身の健康の為にも毎日の体重と体脂肪の増減には気を付けた方がよいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。