運動能力低下の原因
最近の子供は運動能力の低下が著しいそうです。
スマホやゲームのやり過ぎも原因の一つかもしれませんが 他にもあります。
それは外で遊ぶことが減っているから!
外遊びする子供は減っていますが、その反面習い事に通っている子供が昭和の時代と比べるととても増えています。
運動系の習い事に通っている子供は運動能力は高いのですが、それ以外の子供は運動能力は低い傾向にあります。
昭和の時代、小学生は学校が終わった後友達が集まる公園で遊び、沢山の子供達でとてもにぎやかでした。
目当ての友達が公園に居ない場合は、居そうな別の場所を予想し頭と足をフルに使っていました。
しかし現代はスマホがあるので自分の頭や足を使わなくても友達と簡単に会うことが出来てしまいます。
最近は近所の公園を見てもだれも遊んでいません 。
たまに小さな子供がお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに連れられて遊んでいるくらいです。
太陽の光を浴びて元気に走り回ることが丈夫な骨や体を作り、運動能力を高め、ストレスを発散します。よく遊んでよく食べて夜ぐっすり眠り成長していきます。
しかし外遊びをせず家に籠りきりの生活を送ることでこれらの恩恵を受けることができないのです。
体が硬くなり反射神経も鈍くなっている
最近の子供は体が固く、なんと踵をつけてしゃがむ事が出来ない子が沢山おります。
えっ?と思うかもしれませんが本当です!かかとをつけないとしゃがめますが、かかとをつけてしゃがもうとすると後ろに倒れてしまうそうです!
運動能力の低下が原因だとは思いますが、トイレが洋式になっているのも原因のひとつではないでしょうか
和式トイレが元から無い国もあるので一概には言えませんが、日本限定と考えると当てはまるような気がします。
昔の日本は和式トイレが沢山あったので嫌でもしゃがまなければならない状況でした。
現代、洋式トイレばかり使用する子供達は昔と比べてしゃがむ回数が必然と減っております。
また、つまずいて前のめりに転んでも手を着かないので顔面を強打してしまう子供も多いそうです。
これは乳児期のハイハイをあまりしなかったことが原因とされています。
部屋が狭くて自ら立とうとした場合はある意味仕方無いとも思いますが、親が早く歩かせようとしたことも原因であると言われています。
親が子供の成長を妨げているということですね。
もちろんこれらも外遊びをすることにより自然と身に着きます。
子供は全力で走りますので良く転びます。
何回も転ぶことで段々反射神経も鍛えられ、とっさに手が出て転び方も上手になります。
ロコモティブシンドローム(ロコモ)にならないために
子供は外で遊ぶ時間を少しでも作ることが大切です。
習い事にも親が送迎し、歩く時間も減っている現代の子供達。
このまま現代の運動習慣のない子供が大人になるとどうなるでしょうか?
ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは運動器症候群の事です。
骨、関節、筋肉等が衰えて運動機能が低下している状態です。
これからはAIが益々発展しますので人間の生活はとても便利になっていきます。
足腰を使う機会が減り積極的に運動しないとロコモになってしまう可能性が高くなります。
今からでも遅くはありません。
家族で出かけたときは一緒に外遊びをし、その楽しさを教えてあげることが将来の健康につながるはずです!