床屋さんとは
床屋さんは理容院のことで頭髪の刈込や顔そりなどの理容サービスを行う場所で昔から床屋と呼ばれておりました。
美容院との違いはカミソリを使って顔そりが出来ることです。
昔は床屋さんは男性が行くイメージでした。
しかし最近では1,000円カットなどの格安の床屋さんが増え、女性のお客さんの姿もちらほら見えます。
昔ながらの床屋さんは総合調髪なるメニューで洗髪・カット・顔そり・セット・お店にもよりますが耳や鼻の毛のカット等をしてくれて大体1時間近く掛かりました。
しかし最近多い1,000円カットは10分程度の短時間でカットのみを限定にしているお店も多く、自分で出来ない事だけをプロに頼むという方へのニーズに合っているようです。
床屋さんの歴史
床屋さんは江戸時代の髪結職が始まりとされています。
江戸時代はちょんまげ姿が普通でした。
しかし明治4年に断髪令(散髪脱刀令)という法令が出され、髪型は自由に華族や士族は刀を差さなくても良くなりました。
その頃からハサミを使用した近代理容に変わっていき、全国に少しずつ床屋さんが広まり散髪する人が増えていきました。
床屋さんの免許と取得者数
床屋さんになるためには理容師免許という厚生労働大臣免許が必要となります。
理容師養成施設で2年、通信課程の場合は3年の養成機関を終了し、筆記と実技の理容師試験に合格しなければなりません。
理容師の人数は厚生労働省衛生行政報告例によりますと平成10年度は251.859人、平成25年度は234,044人と15年の間に少しずつ減少しているようです。
床屋さんを開業して儲けるために!
総務省家計調査年報家計収支編によりますと、1世帯当たりの年間理髪料支出は平成7年で9,370円、平成26年で5,169円となりその差4,201円となります。
この結果から分かるように理容院の利用頻度を抑えたり、格安カットを利用して支出を抑えているのが伺えます。
こうしたことから床屋さんを開業しで儲けるためには、多様化するお客さんのニーズに対応すべく様々なメニューを増やし、他店舗と差をつけて顧客を増やすこともひとつだと思います。
床屋さんは固定客が多く約8割がリピーターと言われていますので、男性だけではなく女性もターゲットにし子供から高齢者まで顧客層の拡大を図ることも必要でしょう。
ソフト面では理容技術だけではなく接客態度やファッションセンスを改めたり、毛髪や頭皮、化粧品等の専門知識を身に付け顧客にアドバイスをするなどして満足度を高めるのも良いでしょう。これらですと接客術と知識を高めるだけであまり費用は掛かりませんしね!
ハード面では店舗を清潔感がありおしゃれでリラックスできる雰囲気にしたり、バリアフリー化やキッズルームを設ける事もプラスになると思います。
また地方都市では移動に車を必要とするので駐車場の完備は必須です。
床屋さんは土日祝日などの休日に需要が多いので、平日限定クーポンの発行などサービスを工夫して顧客を取り込むことも必要かと思います。
先ほども述べましたが約8割がリピーターです!
初見のお客様がお見えになったら、またくる確率は高確率ということです!
もしかしたら口コミで増える可能性もあります。
ハード面も大事ですが、利益をだすのならソフト面の強化が手っ取り早いです。
お客様のニーズに応え1人1人を大切にすることが何よりの儲ける極意だと思います。
最期までお読みいただきありがとうございました、理容院経営を目指すかたに少しでも力になれたら幸いです。