40代から増える病気

健康

今回のテーマは40代から増える病気です。

40代は仕事でも責任ある立場に身を置かれ、ストレスを抱えている方も多い年代です。

働き盛りの真っただ中で、自分の健康に目を向ける時間も少ないのではないでしょうか?

今回は40代になると掛かりやすい病気の一つがんについてです。

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がん

腫瘍しゅようの中で浸潤性で増殖や転移をする物を悪性腫瘍(がん)と言います。

がんに罹ると体内の栄養を使って増殖するので体は消耗し、全身に転移することにより多くの臓器を機能不全にしてしまうのです。

国立がん研究センター最新がん統計によると現在の年齢が0歳の人が今後がんに罹る確率は以下の通りです。

40歳で男性約1%、女性で約2%、

50歳で男性約2%、女性約5%

60歳で男性約7%、女性約11%

70歳で男性約21%、女性約18%

80歳で男性約41%、女性約29%

となっており、年齢と共に増加しています


次は神奈川県立がんセンターがん予防・情報学部作成の5年相対生存率です。

検診でがんが発見された場合・検診以外でがんが発見された場合です。

胃がんの場合

検診でがんが発見された場合 95.7%

検診以外でがんが発見された場合 58.7%

直腸がんの場合

検診でがんが発見された場合 96.0%

検診以外でがんが発見された場合 67.7%

肺がんの場合

検診でがんが発見された場合 62.7%

検診以外でがんが発見された場合 25.8%

となっており、検診による早期発見が生存率を高める結果となっております。

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がんの検診内容

それでは主ながんの検診内容を見てみましょう。

肺がんは胸部レントゲン・胸部CT

胃がんは胃バリウム検査・胃内視鏡検査

大腸がんは便潜血検査

乳がんはマンモグラフィ・乳腺超音波検

胆・肝・膵臓がんは腹部超音波検査

前立腺がんは血液検査・腫瘍マーカー(PSA)

子宮がんは子宮細胞診検査

上記のようにがんの種類によって様々な検査方法があります。

がんの検査を早期に受診することにより、早期発見による治療を行うことができます。

がんにならない様にするのが一番ですが、その人の生活習慣や環境、体質等にも影響を受けるのでこれをやれば絶対にがんにならないという保証はありません。

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病気を予防するには

しかし以下の事を実践すればがんに限らず、様々な病気に罹る確率は減少するはずです。

1、禁煙する

2、お酒は程々にする

3、バランスのとれた食生活を心掛ける

4、塩分の取りすぎに注意する

5、適度に運動をする

6、適正な体重を維持する

7、定期的に健康診断を受診する

どうですか?そんな無理なことではないですよね!

1の禁煙ですが、吸っている人の話を聞くと最近はどこも禁煙でしかも値段がどんどん上がっているので、出来ればやめたいという人は多いですが簡単ではないようですね。

自分の意志で禁煙するのは中々難しいので、最近は禁煙外来も一般的になってきました。

一度かかりつけ医にご相談されたらよろしいかと思います。

2のお酒ですが、適量とは純アルコールで20gとされています。

缶ビール500mlで1本、日本酒1合180ml、缶チューハイ7%で350mlで1本だそうです。

3のバランスのとれた食生活はご飯などの主食・肉魚大豆卵などの主菜・野菜きのこ海藻などの副菜汁物を取り入れた食生活を心掛けましょう。

4の塩分の取りすぎとは、一日の目標摂取量は成人男性で9g未満、成人女性で7.5g未満が目標値とされています。

高血圧治療中の人は6g未満となっているようです。

これらを超えるようなことは控えましょう。

成人男性で一日の摂取量が10gを超えている人は多いそうですよ。

5の適度に運動するですが、普段運動していない方はいつもより10分多く歩く、階段を利用するだけでもかなりの運動効果があります。

張り切って突然負荷の高い運動を始めると続かなかったり、怪我のリスクが高まりますので出来ることから始めましょう。

6の適正体重を維持するですが、身長と体重の関係からBMI(体格指数)を割り出します。

適正体重はBMIで22を維持するのが理想です。

このBMI22が一番病気にかかりにくい体格であるとされています。

ちなみにBMIが25を超えると肥満で、BMIが18.5未満はやせと判定されます。

7の 定期的に健康診断を受診するですが、会社員の方は年に一度健康診断を受けているはずですのでひとまず安心できますが、専業主婦の方や自営業の方たちは中々受診に至らないようですので、御自身や御家族のためにも年に一度は受診しましょう。

それでは皆さん生活習慣を改め、健康診断を受けて早期発見・早期治療を心掛けましょう!

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